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限界耐力計算 |
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平成19年、山梨県南巨摩郡富士川沿いにある某寺院の庫裏(住居部分)の耐震補強工事を行いました。地域によって特色のある伝統構法の建築物は一般住宅の構造計算では解明されにくい構造体であり、耐震性能の適切な評価が困難でした。しかし、平成12年建築基準法の改正により伝統構法を対象とした「限界耐力計算」が規定され伝統構法を生かした設計や耐震補強が可能となり、伝統的建築物の耐久性を更に生かすことができるようになりました。今回はその「限界耐力計算」に基づき設計・施工を行い、耐震補強工事を行いました。 設計・資料提供:アルケド・アティス 竣工:平成19年8月 |
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| 庫裏外観 | 貫が設置された小屋裏 |
1 |
頭つなぎ設置と土壁塗り工事 |
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既存の土壁は修復し、新たに設置する土壁は土壁自体の強度を高めるため貫を60cm間隔で設置し耐震要素としてみなすため、壁の厚みを8cm設けた。床下も同様、新たに設置する土壁には貫を設置し強度を高める。土壁は断熱効果もある。 居室から立ち上がる壁と一体とするために、天井裏で下の土壁と上部梁との接続を行う。そうすることにより耐力壁と見なされ強度を高めることができる。 |
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| 頭つなぎ設置と土壁塗り | |
2 |
足固め設置工事 |
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軸組を固めるために足固めを設置する。15cm角の木材を用い柱脚の上下を挟みダボで固定する。丸い穴は床下の通気性をよくするために設けられる。 |
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| 足固め設置 | |
3 |
梁の補強工事 |
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梁を支えていた小屋組の貫が細くなり強度が弱まったので、全体的に貫の交換を行う。天井部は吹き抜けとなっており既存の材と新しい材とのコントラストが全体のアクセントになっている。 |
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貫取替え工事状況 |